(4)手宮線

手宮線の散策路を歩くのが、いつも小樽滞在中の楽しみのひとつです。運河のホテルと駅前への往復の途中に何度か、中央通りと日銀通りの間を手宮線に入って歩きました。



散策路に落ち葉がこぼれて、文学館の塀のツタも綺麗に色づいていました。駅や運河へ向かって直進する人が多いのか、観光客らしい姿はあまりありませんでした。文学館の横のベンチで本を読んでいる人や、小さな子供をつれた若い人や年配の人が散歩していて、ここにはいつも時間がゆっくり流れているような気がします。


以前、新緑の季節や初冬の頃にも手宮線を歩きましたが、ここがあの雪あかりの路の会場だったことが夢の中のことのように思えるほど、違った表情でした。
駅と運河の間にこんな空間が保存されている小樽の街がうらやましいです。

昨年5月、富岡の工房に山口保さんをお訪ねしたときに、山口さんが雪あかりのボランティアに誘ってくださいました。上の画像は今年2月の雪あかりの路に参加したときの私です。
 新緑の小樽へ 2003年5月(12)船見坂~メリーゴーランド